羽織って普段着にしても大丈夫?羽織のコーデをご紹介

羽織_普段着

着物の羽織はかしこまった場などでビシッと決めるときに着るような格の高いイメージがあるけど普段着として使っていいのか、普段着で用いるならどんなコーディネートがあるのかなど気になっている方はいらっしゃることでしょう。そんな疑問を解決すべく今回は、羽織の普段着利用のありなしについて解説します!また、最近では古着で流行っている羽織のコーディネートもあわせてご紹介いたします。

羽織とは?
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羽織とは

羽織とは古い時代から武将が戦場での寒さをしのぐためなどの用途で用いられてきたものです。時代を経て少しずつ用途やその見た目も変化してきて、着物の上から一般にも着用されるように変わってきました。また、昔は男性のみが身に着けるものとされており、女性は江戸時代中期に身につけた人がいるのが始まりですが一般に広く着用されるようになったのは明治以降とわりと最近の話なのです。ですが今では使用される場面もどんどん変化を遂げており、若者によって洋服とのコーディネートにも用いられるようになっています。

羽織は普段着にも使える?

羽織は防寒、かしこまった場で着るものというイメージもあるかもしれませんが普段着の上から着用して問題ありません。羽織は洋服でいえばカーディガンなどのさらっと羽織るものと同じようなものです。コートではないので室内に入ったら脱がなければいけないということもありません。丈が短いものだとカジュアルな印象になるので取り入れやすいでしょう。

また、寒い時期の防寒着としての役割だけでなくおしゃれ着感覚でも取り入れられます。寒い時期には袷仕立てという裏地のあるもの、暖かい時期には単衣仕立てという裏地のないものを着用すると1年を通して普段着に使うことができるのです。真夏にはさらに生地の薄い薄物羽織もあるので真夏でも羽織を着ることができます。着物に羽織をプラスするとコーディネートがおしゃれに上品にまとまるので普段着から取り入れたいものです。

羽織_着方

羽織の着方

羽織の着方にはルールやマナーがあります。羽織を着るときにはジャケットを羽織るときのようにふわっと振り回さないこと。上品にまず羽織を肩にかけて両手で衿先を持ち、背中に中心を合わせてから袖を通します。袖を通すときには雑にするとごわつきの原因になってしまうので、着物の袖は丁寧に羽織の袖に入れ込みましょう。そして最後に衿を外側に折って羽織紐を結ぶという流れで羽織を着ます。この最後の手順が特に大切なので詳しく解説します。

羽織を羽織るときの衿の形

羽織を着るときに特にできていないと恥ずかしいルールがあります。それは羽織の衿を着物の衿に沿わせて外側に折り曲げるということ。男性はそのまま衿を立てたまま着用しても良いとされていますが女性は外側に曲げるのが一般的なので忘れないようにしましょう。このため女性の羽織には衿を折り曲げやすいように、衿の幅の半分あたりに千鳥ぐけというものがあります。千鳥ぐけはジグザグに縫われたものなので、うっかり衿を折り曲げ忘れると丸見えになり少し恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。羽織着用の際には特に気をつけるべきポイントです。

羽織紐の位置

衿をしっかり折り曲げたあとは最後に羽織紐を結びますがこのときに羽織紐の位置を気をつけておくと羽織姿をきれいに見せられます。具体的には、着物を着たときの帯の一番上のラインから帯のちょうど真ん中あたりまでの間に羽織紐が来るように調節します。羽織紐がここに収まるように調節すると品のあるきれいな着こなしに見せることができるのです。これはルールというほどのものではありませんが知っていたらさらに良い着こなしになるというちょっとしたポイントなので知っておくといいでしょう。

黒羽織_普段着_大丈夫

黒羽織も普段着にして大丈夫

羽織の中でも黒い羽織はフォーマルな場面で着るイメージという方はいらっしゃるかと思いますが、黒羽織も普段着として使用して大丈夫です。黒羽織というものはもともと、昭和の時代に一般庶民が訪問着を仕立てなくても普段着をどうにか格上げして略礼装とできないかと考えたことがきっかけでうまれました。ですがこのときの格に関わってくるのは紋の有無であり黒羽織自体に略礼装としての格があるわけではありません。なので普段は紋の入っていない黒羽織であれば洋服のカーディガンと同じ役割です。あらゆる場面でおしゃれ着感覚で気軽に普段から着用していいのです。

丈の長短については時代により流行がちょくちょく変わるようですが、丈の短い方がカジュアルな印象になりますので普段着として取り入れやすいのではないでしょうか。流行に乗ったり自分の好みに合わせたりして黒羽織を普段着から楽しんでみてください。

黒羽織の一紋付は普段着には向かない

黒羽織は普段着に着用するのは問題ないのですが、紋付きの黒羽織は普段着には向きません。先ほど少し触れたところですが、普段着に合わせることで格上げし略礼装として着られるようにうまれたのが一つ紋の入った黒羽織です。黒羽織に紋を入れることで格が高くなり略礼装として扱われるものなので、普段から一つ紋の黒羽織を着用するのはおすすめできません。とはいえそれ以外に厳しいルールはないのでこの点だけ心得ておけば好きなように自由におしゃれとして楽しんで構わないでしょう。

古着_羽織_コーデ

古着界隈でも人気、羽織を洋服と合わせるコーデ

羽織は最近若者からの人気を集めています。羽織は着物に合わせて着用する和装スタイルがこれまで当たり前でしたが、現在では古着好きのおしゃれな若者たちを中心に洋服と合わせる斬新なスタイルが流行しているのです。羽織コーデには意外と幅広くいろいろなものを合わせることができます。服の色柄も足元にもすきなものを持ってきて個性的でおしゃれなコーデを楽しみましょう。

羽織と洋服のレディースコーデ

思い切った柄ものの羽織を取り入れて、中はシンプルめにまとめるコーディネートは羽織が引き立つのでおすすめですが、柄物の羽織に柄物の洋服を合わせても意外と合うので驚きです。羽織を使ったおしゃれコーデに合わせるとなれば普段着ないような服にも思い切って挑戦できそうです。レディースコーデならワンピースや丈の短いボトムスを持ってくるのはおすすめです。

羽織と洋服のメンズコーデ

羽織のメンズコーデは全体的にゆるい感じでまとめるのがおすすめです。ボトムスもゆるいものを合わせると袴のようなシルエットを楽しむことができます。男性のゆるい羽織コーデは個性的なイメージというよりもオシャレな印象をうけるので挑戦しやすいのではないでしょうか。個性的なイメージを強めるならハットなどを合わせるとシックな印象がプラスされてかっこよく決まります。

黒羽織と洋服のコーデ

黒羽織と洋服を合わせてコーデするならオールブラックでかっこよく決めるのもいいですね。アクセサリーやベルトを合わせてみるのも昔の常識では考えられなかったような組み合わせを楽しめます。黒羽織はコーディネートがグッとしまっておしゃれになるのでぜひ挑戦してみてください。

羽織_普段着_まとめ

羽織の普段着についてのまとめ

着物の羽織は洋服でいうカーディガンのような位置付けなのでかしこまった場面だけでなく、普段着として着用して構いません。黒羽織も同じくです。ですが、黒羽織の一紋付きのものは略礼装として扱われるものなので、それだけは避けるのが無難でしょう。

また最近は、古着好きな若者を中心に着物ではなく洋服と合わせるコーディネートも流行っています。古くから着用されているものですが今でもいろいろな場面で重宝されています。

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