着物初心者さん必見!訪問着の着付けの方法や必要なものなどを紹介

訪問着を着た女性

結婚式やパーティー、同窓会などで訪問着を着ていつもと違うおしゃれを楽しみたい!と思ったことはありませんか?本当は着物を着たいけれども、着付けのやり方や用意するものが分からなくて着物に挑戦できない方もいると思います。

今回は気軽に着物を着て出かけたい方のために、着付けに必要なものや訪問着の着付け方などを紹介します。初めての方でも着付けがしやすいように順を追って解説していますので、是非参考にしてみてくださいね!

目次

訪問着を自分で着付けるメリットは?

訪問着を着付けしている

洋服を着る感覚で訪問着を着て出かけることができたら、おしゃれの選択肢が増えますよね。また、訪問着の着付けができるようになると、お財布にうれしいメリットも得ることができます。それでは、訪問着を自分で着付けるメリットをチェックしてみましょう!

▼1.美容院などに支払う着付け代がかからない

訪問着を着て出かけたいとき、呉服屋さんや美容院で着付けの予約をして出かける方が多いと思います。でも、着付けのためにお金を払うことがもったいないと感じたことはありませんか? お店で訪問着の着付けを予約すると着付け代に5,000円程度かかります。着物を自分で着付けることができれば、着付けの代金をヘアセットや出かけたときの飲食代に回すこともできますよ!

▼2.着物を着たいときに着ることができる

急なお呼ばれの日に訪問着を着て出かけることになったものの、美容院や呉服屋さんの着付けの予約がとれなくて諦めてしまった経験はありませんか?訪問着を自分で着ることができればお呼ばれの日もサッと着付けて出かけることができます♪

訪問着の着付けする前にチェックしたいポイントは?

訪問着の着付けポイントを紹介している女性

訪問着を着て出かける予定ができたら、事前に着付けのために用意をするものや準備にかかる時間をチェックしておきましょう♪ここからは訪問着を着付けるために事前に確認したいポイントを紹介します。

▼訪問着を着付けるために用意をするものは?

訪問着をきれいに着付けるためには、着物と帯以外に和装下着や補正するためのベルトなどを用意しなければなりません。着付け中に必要なものを探し始めると着物が着崩れて、余計な時間がかかってしまいます。当日になって焦らないように、着付けに必要なものをそろえておきましょう!

▼着付けにかかる時間はどれくらい?

訪問着の着付けは初めての方だと1時間〜1時間半程度、慣れている方なら30分〜1時間程度で着ることができます。慣れないうちは時間がかかりますが初めは誰でも初心者です。訪問着を着て出かける日は時間に余裕を持って準備を行いましょう♪

訪問着の着付けに必要なものをそろえよう

帯と帯留め

訪問着の着付けに必要なものを紹介します。和装下着などを一式そろえる予定の方は買い忘れがないようにしっかりチェックしてください。

▼肌襦袢(はだじゅばん)

肌襦袢と裾よけは和装用の下着で汗を吸収する役割を持っています。上下が分かれた肌襦袢もありますが、ワンピース型の肌襦袢はそのまま着用すれば問題ありません。

・肌襦袢はこちら

▼長襦袢(ながじゅばん)

着物の下着は肌襦袢だけではなく、長襦袢というものもあります。長襦袢は訪問着が汗で汚れないために着る和装下着のひとつです。私たちは寒い冬に着物を着ていても大量の汗をかいています。せっかく買った訪問着が汗で汚れて悲しい思いをしないように、長襦袢も必ず用意しましょう!

・長襦袢はこちら

▼腰紐(5本程度)

腰紐は訪問着の着崩れを防ぐために、長襦袢や着物の上に巻きます。腰紐は長襦袢用に2本、訪問着用に2本、帯の仮止め用に1〜2本使用するため、5本程度持っておくと安心です。

・腰紐はこちら

▼コーリンベルト

腰紐の上に巻くベルトのことをコーリンベルトと言います。衿元は最も着崩れが起きやすい箇所ですが、コーリンベルトは衿元の着崩れも防いでくれます!

・コーリンベルトはこちら

▼伊達締めorゴムベルト(2本程度)

伊達締めかゴムベルトは2本用意しましょう。着物を着ていると中に着た長襦袢も着崩れを起こしますが、伊達締めかゴムベルトを使うと長襦袢の着崩れを防ぐこともできます。

・伊達締めはこちら

▼帯板

着物をシワなくきれいに着るのが大切なのはもちろんですが、帯にもシワができないように巻くのも大切です。帯板を入れて着付けると帯をきれいに巻くことができますよ!

・帯板はこちら

▼帯枕

枕のような形をしていて、帯の土台をつくるために使う道具を帯枕と言います。着物を着て歩くと帯の結び目や形が崩れてしまうことがありますが、帯枕を入れると帯の型崩れを防いでくれます。

▼帯揚げ

訪問着の帯の上部分に巻く飾り布を帯揚げと言います。帯揚げは帯枕を包みながら帯を固定する役割も果たしてくれますよ!

・帯揚げはこちら

▼着物

訪問着を用意するときは目立った汚れやシミがないか、必ず着丈が合っているかを確認しましょう。

・訪問着はこちら

▼帯・帯締め

訪問着に合わせる帯は、袋帯か名古屋帯がおすすめです。結婚式やホテルで行うパーティーには袋帯を、レストランで行うパーティーや食事会には名古屋帯を合わせましょう。帯締めは帯を固定して崩れないようにするために使用します。帯に合う色を選んでおしゃれを楽しんでください♪

・帯はこちら

・帯締めはこちら

▼足袋・草履

おしゃれをして出かけるときに着ている服や行き先に合わせて履く靴を変えたことはありませんか?訪問着を着るときも洋服と同様、足元のおしゃれを和装に合わせて変える必要があります。訪問着を着るときは足袋や草履を合わせましょう。

・足袋はこちら

・草履はこちら

訪問着の着付けにあると便利なアイテムは?

ここまでは訪問着を着付けるときに必要なチェックポイントや着付けに必要なものを紹介しました。実は着付けをするときにちょっとしたアイテムを使うと、きれいに着こなすことができます!ここからは着付けのときにあると便利アイテムを紹介します♪

▼補正用のスポーツタオル 2〜3枚

ワンピースやドレスは身体のラインが出るとより美しく着こなせますが、着物は身体のラインが寸胴の方が美しく着こなせます。着付けのときにスポーツタオルを巻いてヒップラインを隠すのに使いましょう!

▼着物クリップorダブルクリップ

着物を一人で着付けるときに手を後ろに回したり衿などをおさえたりするのが大変に感じることもあります。そんなときに着物クリップを使うと着付けをより楽に行うことができます♪もし着物クリップがない場合は、書類などを挟む大きめのダブルクリップで代用することができるますよ!

訪問着を着付けしよう

赤い訪問着

訪問着の着付けに必要なものは準備できましたか?ここからは訪問着の着付けのやり方を紹介します。以下の手順を参考に訪問着を着てみてくださいね!

▼足袋を履いて肌襦袢を着る

洋服を着るときに肌着を着てから袖を通すのと同じように、訪問着を着る前にも和装用の肌着を着ます。まずは、足袋と肌襦袢を身につけましょう!

  1. まずは足袋を履きます。着物を着た後に足袋を履くと訪問着が着崩れてしまう可能性があるので必ず最初に履いてください。
  2. 足袋を履いたら肌襦袢を着ます。
  3. 肌襦袢を着たら、腰のくぼみにタオルを巻いて形を整えます。身体のライン寸胴にすると帯が型崩れしにくくなりますよ!

▼長襦袢を着る

足袋と肌襦袢を着たら次は長襦袢を着ましょう。長襦袢をキチンと着ると衣紋の抜き具合をしっかり整えることができます。

  1. 長襦袢を羽織ります。
  2. 長襦袢の衣紋(後ろ襟)をぬきます。
  3. 下前のウエストの位置でコーリンベルトをとめます。
  4. しわをとります。
  5. 上前のウエスト位置でコーリンベルトをとめます。
  6. 伊達締めまたはゴムベルトを締めます。

▼着物を着る

足袋を履いて肌襦袢と長襦袢を着たら、今度は着物を着付けましょう!初めはなかなか慣れないかもしれませんが、練習を重ねて手順を覚えてチャレンジしてくださいね♪

  1. 着物を後ろにまわして袖を通します。
  2. 左右の襟(共衿)を合わせて後ろの中心線(背中心)をきめます。
  3. 背縫いと衿先を持ったら、裾線が床と水平になるまで持ち上げます。
  4. 衿先を腰の骨に合わせて前幅をきめます。
  5. 着物の裾下(褄先)を7〜8cm持ち上げて下前をきめます。
  6. 上前を合わせて裾線をきめます。
  7. 腰骨よりやや上に腰紐を巻きます。
  8. 前後のおはしょりをつくります。
  9. 背縫いと共衿を持ち背中心を調整する 衿を整えます。
  10. 手前のおはしょりを整えます。
  11. コーリンベルトを後ろから前につけます。
  12. 背中のしわを伸ばして整えます。
  13. 前後のおはしょりを整えてコーリンベルトのゴムに挟みます。
  14. 伊達締めをとめます。

▼帯を結ぶ(一重太鼓結び)

訪問着を着付けたら帯を結びましょう。帯は定番の一重太鼓(ひとえたいこ)結びの手順を紹介します。一重太鼓結びはさまざまな場で使うことができます。

※帯を結ぶ際に半分に折って使用する部分を「手」、銅に巻き付けて帯をつくる部分を「たれ」という言葉を用いて紹介しています。

  1. 帯の手先を帯板の下まで持っていき、銅にひと巻きします。
  2. 左手で帯の手先を背中の中心まで引きながら、右手で帯を引き締めます。
  3. 右手で帯の下をしっかり引いて、帯をひと巻きします。 左手で背中の手先を持ちながら、たれを斜めに折り上げます。
  4. 手先をおろしたら腰紐でおさえます。
  5. 仮紐を右の帯下に通して、前で結びます。
  6. 手先の輪が下になるように折り返したら、前の帯に合わせてクリップでとめます。
  7. 後ろにあるたれの根元を広げます。
  8. たれを帯枕に巻いて専用のゴムか太めの輪ゴムで結びます。
  9. 右前にたれを回して帯の内側に帯枕をあて、太鼓結びのふくらみ(山)をつくります。
  10. 太鼓の山を両手で持って形を整えます。 帯の上のラインまで帯枕を持ち上げて太鼓をのせます。このときに片足を引いて、身体をそらせると太鼓をのせやすくなります。
  11. 帯枕の紐を結んで帯の中にしまいます。その上に帯揚げを仮結びします。
  12. 腰紐を外します。外した腰紐を第この内側にあてて、包むようにたれを持ち上げます。
  13. たれの長さをきめます。このとき、人差し指を一本程度入れてふくらみができる長さにしましょう。 腰紐を前で結び、手先をとめたクリップを外して手先を後ろに回します。
  14. 腰紐にそって手先を通して、左右1〜2cm程度を太鼓から出します。
  15. 帯締めを後ろから前に通して交差させます。
  16. 交差させて上に出た帯締めを結び、重ねて輪をつくります。
  17. 左手で思う片方の端を持ち上げて輪に通して帯締めを締めます。
  18. 帯締めの端を左右に引いて脇に挟んだら腰紐を外してください。
  19. 帯揚げを脇から開いたら三つ折りにしてさらに半分に折ります。
  20. 帯揚げを自分から見て左を上にして重ねたらひと結びします。
  21. もう一度帯揚げを結び。余った部分を帯の内側に入れます。
  22. 最後に太鼓の形を整えて完成です!

訪問着の着付けで気をつけたいポイントは?

訪問着の着付けで気をつけたいポイント

ここまで訪問着の着付けの手順や帯の巻き方を紹介しましたが、訪問着を着付けるときにちょっとしたことに気をつけると、よりきれいに着こなすことができます。

それでは、着付けを行うときに気をつけたいポイントをチェックしてみましょう!

▼肌襦袢の衿が見えないように着付けをしよう

洋服を着るときに、服が透けたり襟がずれて下着が見えたりしてしまうと恥ずかしい思いをしますよね。訪問着を着るときも、肌襦袢が見えないように着付けをしましょう。肌襦袢は衿を大きめにあけて着るのがおすすめです。

▼シルエットが寸胴になるように着付けをしよう

洋服は身体のシルエットが見えていてもおしゃれに着こなせますが、訪問着は体型を寸胴に見せる方がきれいに見えます。身体が細身の方は、タオルなどを用いて体型を寸胴に近づけて着付けましょう。

▼着付けをするときは全身鏡でチェックをしよう

着付けを自分で行うと、慣れないうちは衿のバランスや帯の形などがきれいにならないことがあると思います。よりきれいに着付けるために、全工程を全身鏡でチェックしながら着付けましょう。

訪問着の着付けを覚えてさまざまな場所で着物を着よう

訪問着着付け方法を覚えた女性

今回は訪問着の着付けで必要なものから着付けの手順やポイントを紹介しました!着物を実際に着てみたいけれども、着付けのやり方が分からず着る勇気が出ない方もいると思います。

バイセルオンラインでは着物や帯の他、初めて着付ける方のために襦袢などのセットをそろえています。訪問着の着付けをマスターするとおしゃれの幅がより一層広がります。今回の記事を参考にしてさまざまな場所で訪問着を着てお出かけをしてみてくださいね!

     

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